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pygame.Color
    色を表現するために使用するpygameのクラス
    pygame.Color(name): Return Color
    pygame.Color(r, g, b, a): Return Color
    pygame.Color(rgbvalue): Return Color
      Color.r - 赤の輝度の取得や変更ができます。
      Color.g - 緑の輝度の取得や変更ができます。
      Color.b - 青の輝度の取得や変更ができます。
      Color.a - 透明度の取得や変更ができます。
      Color.cmy - CMY形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.hsva - HSVA形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.hsla - HSLA形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.i1i2i3 - I1I2I3形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.normalize - 正規化されたRGBA形式の色彩情報を取得します。
      Color.correct_gamma - 色彩情報にガンマ値を設定します。
      Color.set_length - 色の構成要素の数を1から4の範囲内に変更します。

    Colorクラスの色彩情報はRGBA形式で表され、(赤,緑,青,透明度)といった色を構成する各値を0から255までの数字を使って設定します。新しい色を作成するための基本的な計算処理を行え、HSVやHSLのような他のカラー形式への変換もサーポートしており、(赤,緑,青,透明度)値の調整だけで色の作成ができます。 透明度が設定されていない場合は、255が既定値として設定されます。

    RGB形式の色彩情報は 、HTMLで使用されるような文字列で指定する形式と 数字で指定する形式のどちらかで設定することができます。 HTML 形式とは '#rrggbbaa'というように 赤(rr)、緑(gg)、青( bb)、透明度(aa)を2桁の16進数で表記するものです。透明度の指定は任意で行います。Colorクラスにおいて文字列で色を設定する場合には'0xrrggbbaa'という書式で表記し、透明度(aa)部分については任意で設定します。

    Colorクラスによって作成された色は、他の色と色彩情報(赤,緑,青,設定している場合は透明度も)の各数値を比較し、同じ色かどうか調べることができます (ver1.9.0にて追加された機能)。以前、pygameのバージョン1.8.1にて透明度の既定値が255ではなく0として設定されているバグがありました。

    Colorクラスはpygame 1.8.1から新しく実装されたものです。



    Color.r
      赤の輝度の取得や変更ができます。
      Color.r: Return int

      赤の輝度。



    Color.g
      緑の輝度の取得や変更ができます。
      Color.g: Return int

      緑の輝度。



    Color.b
      青の輝度の取得や変更ができます。
      Color.b: Return int

      青の輝度。



    Color.a
      透明度の取得や変更ができます。
      Color.a: Return int

      透明度



    Color.cmy
      CMY形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.cmy: Return tuple

      CMY形式の色彩情報です。 CMYの構成値はシアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)の三つがあり、0から1の範囲内で値が設定できます。注意してほしいのですが、CMY形式で色彩情報を取得した時、RGB形式で設定した色彩情報と完全に同じものが取得できるわけではありません。RGB形式は0から255の範囲内で値を設定し、CMY形式は0から1の範囲内で値を設定するため、丸め誤差によって想定したものとは少し違うCMY形式の色彩情報 になってしまいます。



    Color.hsva
      HSVA形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.hsva: Return tuple

      HSVA形式の色彩情報です。HSVAの構成値は色相(H)、彩度(S)、明度(V)、透明度(A)の四つがあり 、色相は0から360の範囲内で値が設定でき、他の三つは0から10の範囲内で値が設定できます。注意してほしいのですが、HSVA形式で色彩情報を取得した時、RGB形式で設定した色彩情報と完全に同じものが取得できるわけではありません。RGB形式は0から255の範囲内で値を設定し、HSVA形式は0から100、もしくは0から360の範囲内で値を設定するため、 丸め誤差によって想定したものとは少し違うHSVA形式の色彩情報になってしまいます。



    Color.hsla
      HSLA形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.hsla: Return tuple

      HSLA形式の色彩情報です。HSLAの構成値は色相(H)、彩度(S)、輝度(L)、透明度(A)の四つがあり、色相は0から360の範囲内で値が設定でき、他の三つは0から10の範囲内で値が設定できます。注意してほしいのですが、HSLA形式で色彩情報を取得した時、RGB形式で設定した色彩情報と完全に同じものが取得できるわけではありません。RGB形式は0から255の範囲内で値を設定し、HSLA形式は0から100、もしくは0から360の範囲内で値を設定するため、 丸め誤差によって想定したものとは少し違うHSLA形式の色彩情報になってしまいます。

      ※原文にはV = [0, 100]と表記されていますが、間違いの可能性があるのでその部分をL = [0, 100]と読み替えて訳しています。



    Color.i1i2i3
      I1I2I3形式で色彩情報の取得や変更ができます。
      Color.i1i2i3: Return tuple

      I1I2I3形式の色彩情報です。I1I2I3の構成値はI1、I2、I3の三つがあり、I1は0から1の範囲内で値を設定でき、 I2とI3は-0.5から0.5の範囲内で値を設定できます。 注意してほしいのですが、I1I2I3形式で色彩情報を取得した時、RGB形式で設定した色彩情報と完全に同じものが取得できるわけではありません。RGB形式は0から255の範囲内で値を設定し、I1I2I3形式は0から1、もしくは-0.5から0.5の範囲内で値を設定するため、丸め誤差によって想定したものとは少し違うI1I2I3形式の色彩情報になってしまいます。

      ※原文にはI1I2I3 mapping from 0-1とのみ表記されていますが、間違いの可能性があるのでその部分をI1I2I3 mapping from 0-1 and -0.5-0.5読み換えて訳しています。



    Color.normalize
      正規化されたRGBA形式の色彩情報を取得します。
      Color.normalize(): Return tuple

      浮動小数点数として正規化されたRGBA形式の色彩情報を取得します。



    Color.correct_gamma
      色彩情報にガンマ値を設定します。
      Color.correct_gamma (gamma): Return Color

      色彩情報にガンマ値を設定し、それによって変更された新しい RGBA形式の色彩情報が取得できます。



    Color.set_length
      色の構成要素の数を1から4の範囲内に変更します。
      Color.set_length(長さ)

      色の構成要素は既定では4個となっています。要素数は1から4の範囲内で変更することができます。これは(赤、緑、青、透明度)の要素うち、(赤、緑、青)だけを操作したい時に便利です。色の要素数を調べたいときはlen()命令を使ってlen(調べたい色) とすることで調べられます。



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