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Google App Engine ドキュメント日本語訳

App Engine の価格

各 App Engine アプリケーションでは、無料のコンピューティングリソースを割り当て量によって決められた一定量使用できます。 アプリケーションでさらにリソースが必要な場合は、課金を有効にして自動支払いのためにクレジッドカードや銀行口座をリンクすることで、有料アプリにすることができます。 あなたのアプリケーションが無料割り当て量を越えてリソースを使った場合は、あなたが設定した一日の最大使用量を上限とした追加使用量のみが課金されます。 料金は月ごとにまとめられ、翌月の初めに支払います。

現地通貨で支払った場合、Google は大手金融機関が発行している交換レートに従い、記載されている価格を適切な現地通貨に変換します。

  1. 価格
  2. 開発者コンソールを使って課金を制御する
  3. 管理コンソールを使って課金を制御する
  4. 有料アプリの管理
  5. ヘルプ


価格



リソースの課金率

リソース 単位 単位コスト (アメリカドル)
Instances* Instance hours $0.05
外部ネットワークへのトラフィック ギガバイト $0.12
内部ネットワークへのトラフィック ギガバイト 無料
データストアストレージ 月ごとのギガバイト $0.18
Blobstore、 Logs、 Task Queue Stored Data 月ごとのギガバイト $0.026
専用メモリキャッシュ 月ごとのギガバイト $0.06
Logs API ギガバイト $0.12
SSL バーチャル IPs** (VIPs) 月ごとのバーチャル IP $39.00
メール送信、共有メモリキャッシュ、 Pagespeed、 Cron、 APIs (URLFetch,タスクキュー, Image, Sockets, Files, Users) 追加料金はかかりません

* フロントエンドとバックエンドのインスタンスは同じ料金です。価格は パフォーマンスによって大きく変わります。
** SNI SSL 証明書スロットは、課金を有効にしたアカウントでは追加料金なしで提供されます。無料アカウントは証明書5個に制限されます。

注意: あなたの無料アプリで帯域幅割り当て量 や インスタンス時間割り当て量のようなリクエストの初期化に必要なリソースで無料割り当て量を超過した場合、 アプリのユーザーには503 errorのようなサーバエラーが返されるでしょう。 他の全てのサービスでは、無料アプリの割り当てを超過すると割り当て例外が発生します。その例外を使ってユーザーにメッセージを表示することができます。 詳細については リソースが枯渇した場合を参照してください。

注意: 各インスタンスの起動には、15分の起動時間がかかるので注意してください。 詳細についてはGoogle App Engineの課金 FAQを参照してください。

データストア呼び出しの費用

データストア操作は以下のように課金されます:

操作費用
読み込み / 書き込み 100,000 処理ごとに$0.06
Small 無料

データストア APIの呼び出しをすると、以下の課金操作が発生します。 Small データストア操作には、データストアIDを割り当てたり、キーのみクエリする操作があります。 それらの操作は無料です。 この表ではAPI呼び出しとデータストア操作がどのように紐付いているのかを示します。:

API 呼び出しデータストア操作
エンティティ取得 (エンティティごとに)読み込み1回
新たなエンティティを登録(エンティティごと、エンティティのサイズは問わない)書き込み2回 + インデックスされたプロパティ値ごとに書き込み2回 + composite index value ごとに書き込み1回
既存のエンティティを登録(エンティティごと)書き込み1回 + インデックスされたプロパティ値の編集ごとに書き込み4回 + composite index valueの編集ごとに書き込み2回
エンティティの削除 (エンティティごと)書き込み2回 + インデックスされたプロパティごとに書き込み2回 + composite index valueごとに書き込み1回
Query*1 read + 1 read per entity retrieved
プロジェクションクエリ読み込み1回/td>
"Distinct"オプションを使ったプロジェクションクエリ読み込み1回 + 取得されるエンティティごとに読み込み1回

* オフセットを指定したクエリでは、取得された結果にだけでなくスキップされた結果の数に応じても課金がなされます。

検索の費用

検索APIの使用料は以下の表に記載しています。検索呼び出しの各タイプの詳細に名説明についてはJavaPythonのドキュメントを参照してください。

リソース 費用
トータルストレージ (ドキュメントおよびインックス) 1月のGBごとに $0.18*
クエリ クエリ10Kごとに$0.50
検索するドキュメントのインデックス化 GBごとに$2.00

* Storage is at datastore rates.



課金サイクル

課金を有効にしている場合、あなたは最大日額予算を設定します。 これは、あなたが支払うことに同意している最大リソース費用です。 この日額予算 によってあなたが一日で支払うことができる総量が制限されます。 日額予算は、リソース使用量の急増にも対処できるほどの十分な大きさにする必要があります。 アプリケーションは最大 日額予算の範囲内でリソースを使用することができます。 アプリケーションがその 日額予算を超過した場合、無料割り当て量が枯渇した操作は全て失敗します。 料金は一日後とに加算され、月ごとに請求されます:

  • 毎日: 毎日、あなたが実際に使用したリソースに応じて課金されます。無料割り当て量の範囲内で使用した分は、使用総量には含まれますが支払い量には含まれません 無料割り当て量を超えた分の使用量が一定の率ごとに課金されます。
  • 毎月: 各月の始まりごとに、前のつきの日ごと使用料が全て合計され、適切な税額が計算され、合計金額がアプリにリンクされている支払い手段で引き落とされます。


税金

いくつかの国では App Engine に税金がかかりません。 あなたのお住まいの国で税金が適用される場合は、請求金額には適切な税額が含まれています。 税金は取引履歴ログにのみ表示されます。日額予算の設定に税額を含める必要はありません。 税額は一日の使用料金を算出した後に支払いへ加算されるので、税額を含んだ最終支払額は日額予算を越えることもあります。



開発者コンソールを使って課金を制御する



課金管理者

プロジェクトの所有者のみが課金の有効・無効を設定でき、以下有料アプリの管理で説明する機能を使用できます。



課金を有効にする

Google 開発者コンソールにログインしてください。

  1. 新たにアカウントを作成するか、既存のアカウントにログインしてください。
  2. 新たにプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを選択する。
  3. プロジェクト内のページで設定(Settings)を選ぶ
  4. 課金を有効にする(Enable Billing)をクリックする
  5. あなたのプロジェクトの課金アカウント制御するページが表示されます。。課金情報を設定するフォームに記載してください。課金設定は選択中のプロジェクトのみに適用されます。
  6. 送信して課金を有効にする(Submit and enable billing)をクリックしてください。


課金を無効にする

開発者コンソールのプロジェクトのページを開き、設定(Settings)を選択してください。そのページの課金項目にある課金を無効にする(Disable billing)をクリックしてください。



課金設定を変更する

予算の設定やアプリ使用量の監視をする場合は、有料アプリの管理を参照してください。 課金いついて他に質問がある場合は、 クラウド課金のヘルプを参照してください。



管理コンソールを使って課金を制御する



課金管理者

課金管理者のみが課金を有効にして有料アプリを管理できます。課金管理者になるには、既にアプリケーションのアプリケーション管理者である必要があります。 有料アプリでは、常に誰かが予算の変更を行えるようにするために一人以上の課金管理者を設定する必要があります。 課金管理者を割り当てる前に、割り当て対象の全ての人が、アプリケーションの管理者ロールを付与されているか確認してください。

最初に課金を有効にしたアプリケーション管理者が、自動的に課金管理者になります。 他の課金管理者が追加されると、最初の課金管理者は後からでも削除することができます。 課金管理者を追加や削除するには、課金管理者を管理する(Manage Billing Administrators)をクリックしてください。 現在の課金管理者の一覧は、各管理者名の横にチェックボックスが付いた状態で表示されます。 課金管理者の追加や削除には、そのボックスにチェックを入れたり解除したりします。 それから (保存)Saveをクリックします。

全ての課金管理者は他の課金管理者の追加や削除を行えます。 アプリケーション管理者は課金管理者の一覧の参照だけできます。 課金状態(Billing Status)のページを開いて課金管理者の管理(Manage Billing Administrators)をクリックしてください。 課金管理者は、他に課金管理者がいるのであれば自分自身を削除できます。 常に少なくとも一人は課金管理者がいるようにしてください。



課金を有効にする

以下の手順に沿って課金を有効にします:

  1. https://appengine.google.comの管理コンソールにログインします。 Google Apps ユーザーは https://appengine.google.com/a/your_domain.comにログインできます。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. 設定(Settings)リンク (課金状態(Billing Status)項目配下にある)をクリックします。

課金状態のページが表示されると、アプリケーションの状態は無料となっているでしょう。

課金を有効にする(Enable Billing)をクリックします。 課金を有効にするとまず、予算・課金プロフィール・課金設定を入力する三つの画面が表示されます。:

  • 予算(Budget): あなたのアプリケーションの予算を設定します。これはあなたが毎日支払うことができる、リソースの最大ドル額です。 詳細については費用を推定するを参照してください。
  • 課金プロフィール: あなたの会社の住所と、電話番号・Eメール・通知優先順位の付いた請求先を一つ以上の入力します。 最初に課金を有効にした人が、メインの連絡先になります。連絡先には課金管理者を設定しなくても良いです。 現在、連絡先のみに通知される課金通知は、支払いができなかった場合の警告のみです。 新たに追加された連絡先にはEメールが送信され、そこに記載されたリンクをクリックすることでアドレスの有効性が検証され、通知が送信されるようになります。
  • 課金設定: 一つ以上のクレジトカードか銀行口座の情報を入力します。 あなたは毎月の請求のメイン支払い元となるアカウントを少なくとも一つ以上持っていなければなりません。 他にもアカウントを入力した場合、それらの一つはバックアップとして選択されます。 メインアカウントの支払いに失敗した場合、課金システムはバックアップアカウントから支払いを行います。

三つの画面全てに入力した後、送信(Submit)をクリックしてください。 これで完了です! 作成した有料アプリの課金を取り消した場合、予算やプロフィールや設定の情報は保持されません。 改めてそれを全て入力する必要があります。



有料アプリの状態を確認する

送信(Submit)をクリックした時、アプリケーションの課金状態は無料(Free)から課金有効処理中(Enabling Billing)に変わります。 Googleがあなたの課金設定を処理している数分の間はこの状態のままです。 課金を有効にしない(Do not enable billing)を押すと保留中の有効処理をキャンセルできます。

状態ページは自動的には更新されないので注意してください。 あなたのアプリケーションが有料アプリになったことを確認するには、状態が有効(Enabled)となるまで課金状態ページを更新してください。 アプリが有効になった後、予算割り当て量が使えるようになるまで数分かかることがあります。



課金を無効にする

課金状態(Billing Status)ページを開き、(課金を無効にする)Disable Billingをクリックします。 あなたのアプリの使用上限量は、無料割り当て量に戻ります。 しかし、最大で月末までは使用した分の支払いが発生します。



支払いをする

課金システムは、あなたの毎月の使用料を計算し、月の初めに取引履歴に記載します。 紐付けられた支払い口座から実際に引き落とされた正確な日付は変わることがあるので、 月初めよりも遅れてから自動支払いや料金が取引履歴に表示ことがあります。

取引履歴(Transaction History)の課金ページを開き、いつでも紐付けられた口座から支払いをすることもできます。 ページ上部には、現在の支払い残高と支払いをする(Make a payment)ボタンがあります。



連絡先情報を変更する

会社の連絡先情報を変更するには課金プロフィール(Billing Profile)のページを開きます。 既存連絡先の編集と削除、新しい連絡先の追加ができます。会社のビジネス情報も変更することができます。



支払い設定を変更する

支払い情報を変更するには、課金設定(Billing Settings)のページを開きます。 既存の支払い口座の編集と削除、新しい支払い口座の変更ができます。



有料アプリの管理

全てのアプリの課金情報を参照したりアプリの予算の設定や変更を行うには、App Engine 管理コンソールを使います。

課金を有効にすると、あなたのアプリの料金が課金ログの取引履歴ページに表示されます。 課金連絡先へ紙の請求書は送られません。

アプリケーションの課金管理者は全員、アプリケーションコンソールの課金の項目にあるリンクを使って課金情報の閲覧や変更ができます。 以下の表では、各ページでどういった管理操作ができるかをまとめています。:

課金ページ操作
課金状態(Billing Status) 課金状態の閲覧、予算の変更、課金管理者の追加/削除/閲覧ができます
使用履歴(Usage History) 日ごとの使用統計と費用を閲覧できます
取引履歴(Transaction History)* 支払い、現在の支払い残高の閲覧、月ごとの支払い履歴の閲覧ができます
課金プロフィール(Billing Profile) *,** 連絡先情報の閲覧と変更ができます
課金設定(Billing Settings) *,** 支払い情報の閲覧と変更ができます

* これらのページは課金管理者にのみ表示されます。
** これらのページは2014年3月21日以前に作成されたアプリにのみ表示されます。それより新しいアプリでは開発者コンソールを使って課金設定を変更してください。



課金状態

アプリの現在の課金状態は 課金状態(Billing Status)のページに表示されます。状態は以下の値のいずれかになります。:

  • 無料(Free)
  • 課金有効処理中(Enabling Billing)
  • 有効(Enabled)
  • 猶予期間(Grace Period)

月ごとの支払いに失敗した場合、アプリのアカウントは不履行状態となり、状態が"猶予期間(Grace Period)"となります。 アプリは予算の範囲内で動作し続け、残高を支払いに最大30日の猶予が与えられます。 詳細情報についてはApp Engine 課金FAQのページにあります。



予算の作成や変更を行う

予算は、課金状態が有効(Enabled)猶予期間(Grace Period)の場合にのみ作成や変更ができます。 課金状態(Billing Status)のページを開き、予算を変更する(Change Budget)をクリックしてください。 内容を変更をして送信(Submit)をクリックします。 (以前に課金無効にしたアプリを改めて課金有効にした場合は、新たに予算を設定することもできます。)

日額予算の最大値を変更する際には注意が必要です。 日額予算の上限を上げた場合は、新たな上限がすぐに適用されるので、予算超過のためにエラーとなっていいたアプリは再び動作します。 しかし、日額予算の上限を下げた場合、現在の日ごと使用料が古い最大値を下回っている場合にのみ、変更がすぐ適用されます。 下回っていなければ、新たな最大値は翌日適用されます。



課金ログ

課金項目には二つのログページがあります:

使用履歴

このページはアプリケーション管理者が閲覧できます。 このページには毎日のリソース使用情報のレポートが関連する料金の詳細付きで表示されます。 予算の変更や課金管理者の変更といった課金イベントも、ここに表示されます。 これらのレポートはオンライン、印刷、値をコンマ区切りにした(CSV) ファイルとしてダウンロードするなどして閲覧できます。

Frontend and backend instance hours are not enumerated by instance class name. They appear as a single instance hours total and the corresponding hourly usage and cost is computed as multiple of the base class (F1 and B1). For example, one hour of F4 usage is billed as four instance hours at the F1 rate.

取引履歴

このページは課金管理者のみが閲覧できます。 このページには、リソース料金に関連する全てのアカウントアクティビティが表示されます。このレポートではアメリカの太平洋タイムゾーンを使用しています。



ヘルプ

詳細情報についてはApp Engine 課金 FAQ のページにあります。 このオンラインフォームに必要事項を記載し、クラウドサービスの課金に関する問題を報告することもできます。