短いメッセージを表示する簡単なアプリケーションを実装することから始めましょう。
helloworld
という名前のディレクトリを作成してください。このアプリケーションに関する全てのファイルはこのデイレクトリ内に置きます。
helloworld
ディレクトリ内で、 create a file named helloworld.php
という名前のファイルを作成し、以下の内容を記述してください:
<?php echo 'Hello, World!';
この PHP スクリプトは全てのリクエストに対して Hello, world!
のメッセージで応答します。
App Engine アプリケーションはapp.yaml
と呼ばれる設定ファイルを持っています。 とりわけ、このファイルではハンドラースクリプトがどのURLに使用されるのかを記述します。
helloworld
ディレクタリ内で、以下の内容を記述したapp.yaml
という名前のファイルを作成してください:
application: helloworld version: 1 runtime: php55 api_version: 1 handlers: - url: /.* script: helloworld.php
上から順に、この設定ファイルではこのアプリケーションに関する以下の内容について記述しています:
helloworld
です。App Engine上の新規アプリケーションは全て、重複のないアプリケーション識別子を持ちます。
次の手順でアプリケーションを登録する際に、あなたのアプリケーションの識別子を選択します。
この値はローカルで開発する間はあまり重要ではないので、ここでは単にhelloworld
と設定しておきます。
1
を表します。
新しいバージョンのアプリケーションソフトウェアをアップロードする前にこの値を変更した場合、 App Engine は以前のバージョンを保持しておくので、管理コンソールを使って以前のバージョンにロールバックできるようになります。
php
ランタイム環境の、バージョン"1"で動作します。 他のランタイム環境やプログラム言語については、将来的にサポートする予定です。
/.*
に合致するパスを持つURL(つまり全てのURL)へのリクエストは、 helloworld.php
スクリプトによって処理されます。
このファイルの構造は YAML形式です。 設定オプションの全一覧については app.yamlリファレンスを参照してください。
ハンドラースクリプトと、全てのURLとハンドラーを紐付けした設定ファイルの準備ができれば、アプリケーションは完成です。 これで、App Engine Python SDKを持つウェブサーバでアプリケーションをテストできます。
Google App Engine ランチャーを使用している場合、Fileメニュー、Add Existing Application...を選んでhelloworld
ディレクトリを選ぶことでアプリケーションを設定できます。
アプリ一覧のアプリケーションを選んで、Runボタンをクリックしてアプリケーションを起動し、Browseボタンをクリックしてアプリを開いてください。
Browseをクリックすると、単純にあなたの既定ブラウザでhttp://localhost:8080/を読み込み(もしくは再読み込み)します。
Google App Engine ランチャーを使用していない場合、以下のコマンドにhelloworld
ディレクトリへのパスを指定して実行し、ウェブサーバを起動してください:
google_appengine/dev_appserver.py helloworld/
いくつかのPC、特にLinuxで動作しているPCではPHPがインストールされたパスを指定する追加の引数を渡す必要があります。例えば:
google_appengine/dev_appserver.py --php_executable_path=/usr/bin/php-cgi helloworld/
これでウェブサーバは動作しており、8080ポートでリクエストを待っています。 ウェブブラウザに以下のURLを入力するとアプリケーションをテストできます。:
使用するポートの変更方法を含む、デベロップメントサーバの動作についての詳細情報は、デベロップメントサーバのリファレンスを参照するか、--help
オプションを付けてコマンドを実行してください。
これで、 App Engineアプリケーションが完成しました!このシンプルな挨拶文アプリケーションを すぐに配置し、世界中のユーザーに公開できます。 しかしアプリを配置する前に、他にもApp Engineの興味深い機能を詳しく見てみましょう。