新規プロジェクトを作成するには、後述するappengine-skeleton-archetype
と呼ばれるApp Engineが提供する
Maven App Engine アーティファクトを使用できます。
App Engine Maven アーティファクトとは、App Engine上で配置と実行を行うのに必要なプロジェクトレイアウトとファイルを作成するものです。
App EngineでMaveを使用するための詳細情報については、Apache Maven使用ガイドを参照してください。 Mavenの代わりに、Eclipse とEclipse用Google プラグインを使用したり、 Apache Antを使用したりできます。
アプリを App Engineへ配置するには、Google クラウドプラットフォームプロジェクトが必要です。新規プロジェクトを作成するには:
プロジェクトIDをメモします。このIDは次の手順でスターターファイルを作成する際に使用します。
カレントディレクトリを、プロジェクトを構築したい場所へ変更します。それから以下のように Maven を実行します。 your-app-id
の部分はあなたのプロジェクトIDに書き換えてください。:
mvn archetype:generate -Dappengine-version=1.9.28 -Dapplication-id=your-app-id -Dfilter=com.google.appengine.archetypes:
Maven archetype:generate
コマンドからあなたへ質問が出され、その回答を基にスターターファイル群が生成されます。
このチュートリアルに合わせるには、質問に以下のように回答してください:
アーティファクト一覧から、 1
を選んで com.google.appengine.archetypes:appengine-skeleton-archetype
のアーキタイプを選択します。
アーキタイプのバージョンについては、既定の回答を選んでください (エンターを押してください)。
'groupId'プロパティの定義値
を求められた場合は、あなたのアプリ用に希望する名前空間を入力してください。このチュートリアルの場合、以下を指定します: com.example.guestbook
'artifactId'プロパティの定義値
を求められた場合は、プロジェクトの名前を入力してください。このチュートリアルの場合は、以下を指定します: guestbook
'version'プロパティの定義値
を求められた場合は、既定値を選んでください。
'package'プロパティの定義値
を求められた場合は、希望するパッケージ名を設定してください(もしくは既定値を選んでください)。
生成されたJavaファイルはあなたがここで指定してパッケージ名を持ちます。このチュートリアルの場合は、既定の回答(com.example.guestbook
)を選んでください。
(Y
)を入力して選択を確定します。
Maven はあなたが入力したartifactId
にちなんだ名前のディレクトリにスターターファイルを生成します。今回の場合はguestbook
です。
ディレクトリ構造は以下のようになります:
src/main/java/...
に追加しますsrc/main/webapp/WEB-INF/appengine-web.xml
ファイルを使ってアプリケーションを設定します。src/main/webapp/WEB-INF/web.xml
ファイルを使ってアプリケーションの配置を設定します。これらサブディレクトリの内部で何をするかについては後ほど説明します。
ディレクトリをあなたが新規に作成した guestbook
に変更します。:
cd guestbook
dependencies をインストールしてクリーンビルドを実行するには以下のコマンドを実行します:
mvn clean install
プロジェクトがビルドされるまで待ちます。成功したら、以下のようなメッセージが表示されます:
[INFO] --------------------------------------------------
[INFO] BUILD SUCCESS
[INFO] --------------------------------------------------
[INFO] Total time: 1:16.656s
[INFO] Finished at: Mon Apr 29 11:42:22 PDT 2015
[INFO] Final Memory: 16M/228M
[INFO] --------------------------------------------------
これでアプリケーションのコードとUIを追加する準備ができました。